武蔵野自然塾とは?

直線上に配置

「水は森から、山から来ている。森が機能を失えば都会はたちまち水飢饉に襲われる。」

→荒廃しつつある森林の保全活動を行います。
*森の荒廃
林業政策の中で、戦後多くのスギ・ヒノキが植林されました。しかし、外国からの安い木材の輸入が伸び、多くの山林では採算が合いません。特に民有林では手入れをせず放置されたままになってます。こうなると、下枝が多くフシとして残るので木材としての価値はほとんどありません。のみならず、上の写真のように、暗く閉鎖的な森となり、下草が生えることなく森林の生態系が単純化してしまいます。これは森林の土壌にも深刻で、雨が降れば流されやすくなり、森が保水力を失っていきます。
自然音痴の子供たち大人たちにセンス オブ ワンダーを

→自然体験から得る感動を通じて環境教育を行います。
*絶滅危惧児童
都市周辺でドロドロになって魚や虫などを捕まえている子供たちを最近みましたか?幼い頃に生き物や自然と接する体験をすることは、情緒の安定に有効だと考えています。
みなさんはどうでしょうか?最近、自然と触れ合いましたか?自然の中には生命の神秘に隠されたドラマであふれています。そういったドラマに触れて感動する心を持っていますか?

「武蔵野自然塾」は、自然環境保護・自然環境教育等に関連する活動を行う目的で、2003年2月に結成された団体です。現時点で約25名が参加しており、2004年7月に法人として認可されました。
特徴
(1)行政とのパートナーシップ
(2)メンバーはタレント揃い



直線上に配置

活動内容

市民受け入れイベント
季節折々に、武蔵野市民の森でイベントを行っています。
ネイチャーゲームやプロジェクト・ワイルドといったアイスブレーキングの後、参加者は、4〜5人の小グループで時間をかけて自然観察を行います。
自然観察から戻ってくると、山ご飯がお出迎えです。武蔵野自然塾のメンバーには、アウトドアクッキングが得意な人も多いです。
この時のメインディッシュの流しそうめんです。緑に囲まれての流しそうめん、格別の味です。
おなかが一杯になり、一息ついたあとは、草笛の講習です。
イベントの背景
武蔵野自然塾は、市民に対し、水源涵養、国土保全、生態系保全といった森林の公益的効果の解説を行い、それに対する林業の現状を説明し、みんなで森林を救う必要がある実情を訴えること、そして自然観察をおこない、森の恵みを教示し、市民に森を楽しんでもらうため活動しています。
日本の森は荒れています。より多くのヒトに現実を観てもらい、実情を知ってもらい、森林の大切さを理解してもらい、森林を守るための社会的システムなどの必要性を認識してもらうことが必要であると考えています。
イベント準備
市民受け入れ時の山ご飯の材料の1つとして、畑を借りて無農薬野菜を作っています。ダッチオーブンを使うと、水なしで煮物ができ、味のよい料理ができます。
調査活動
武蔵野市民の森で杉・檜の樹種別、北斜面・南斜面の方位別、斜面の上部・下部別の8区域に10m四方のコドラートを設置し、胸高直径の毎木調査と、中心部5m四方のコドラート内の植生調査を行っています。
この調査を継続することによって、間伐によってどのように植生が変化していくかのデータが得られます。この他、昆虫相や水生生物などの調査も行っています。
保全活動
雪害によって出来た空間に広葉樹を植え、下草狩りをしているところです。
この他、行政サイド(緑化環境センター、児童青少年課、教育委員会など)から、自然観察指導業務、生物調査業務、自然教育関連イベント企画・実施業務などを受託しています。このように、「行政とパートナーシップを組んで活動する」ということが団体の性格となっています。
こうした業務についての行政・一般市民からの、ご相談にも応じます。
自然環境保全や環境教育に興味がある方、自然を学びたい方、一緒に活動しませんか?武蔵野自然塾メンバーは自然関係の各種タレント揃いです。必ず、あなたのレベルアップにつながります。

定例会の雰囲気
お問い合わせはこちらまで。


直線上に配置

トップページへ